HOME>MariotトークセッションP.4
Mariotトークセッション

伊東  これはですね、RVショーというショーなんですね。ですので、即ここで、できるだけ販促に結びつけるような場ですね。
武石 車ってこう、実は光当てるのすごく難しいじゃないですか。
伊東 おっしゃるとおりです。
武石  それで実際あまりにも難しくて、今のコマーシャルはほとんどCG使ってたりしますでしょ。やっぱりあれは面を見せたりするということに、ものすごくシビアなんですかね。
伊東 あの、写真のカタログ的に見せるためにはですね、やはりその光の写り込みとか、ボディラインどうこうということになるようですね。
まあ、こういうことになってきますとですね、だいたいフォルムがわかってくる。この車の特長をつかんであげて、こう当てて、アクセントを入れていくという話になってくと思うんですよ。ここにスリットがございますから...環境照明は500lxぐらい。
武石 そんなにあるんですか。
伊東 環境的に500lxくらいあって、それプラスアルファで大体、1500から平均的でも2000lx以上つくってく形になります。そこになおかつ5000lxくらいのアクセントを付けてかないと、形が見えてこないということと、大体モーターショーみたいなもの、これはRVショーなんですけれども、モーターショーはショーなんですね、RVショーはすぐに車を売りたいんです。やはりそこで例えばここのカラーリングを見せたいとか、色温度もデイライトで5600Kにして、きちんとカラーリングを見せてあげると。
武石 演色性が良いということですね。
伊東 演色性の非常にいい光源を、基本的に使うというようなことをやってます。
武石 それはフィルターでやりました?
伊東 いえ、これはランプで。5600KのHMI系ですね。その辺のところを使ってやってます。ちょっと先に進めますね。
伊東 これは輸入車ショーですね。これも即、販促に結び付ける感じで。デイライトで車を見せることが、やはり非常にお客さんたちにも受け入れられて。やはりカラーリングは夜見るより、昼間見るものですから、デイライトで、つくる。
逆にこちらの商談コーナーは、ちょっと柔らかくする電球色で使い分けるような感じにはしてますね。
これも、トラックのモーターショーのなんですけど、かなりビジュアライズして「アクティブ ビジョン」使って映像的にも作り上げています。

武石  あの、実はインテリアをやっているときに、照明的にどうしても目立たせたい、照明的に目立たせたいわけじゃなくて、オーナーが目立たせたいと、今回の空間の中で目立ったところを作りたいというと、どうしても照明をそこに絡めてって言うことが多くて、例えば、もともとオーナーが柱を光らせたいって言うのもあるし、こちらの壁は光らないか、もしくは間接が...という事があるんですけれども、今見てる物って、意外と光りが絡んでますよね。
スポッティングだけでなく、これなんかも「ボディに映り込む世界」「天井の裏に空」って感じですよね。でこういうことのリスク、これは元々光を受けることを想定してやっているんですか?
伊東 えーっとですね、このデザイナーが、伊藤隆之さんという方で、彼が今まで照明デザイン的な要素も、電気屋さんを使ってやってきて、で、このころから私も、そういうところの分野で、実際これだなあと思うのはですね...
「主役が何か、車だ。」車がきちんと見える環境づくり。ステージ照明からいくとですね、とかくこう、いろんなムービング照明、まあ、色を変えたりというこ とになりがちですが、私の場合はですね、制御照明、演出照明の制御ですね。
コンピュータで明るさを明るくしたり暗くしたりする技術を持って、こういうところでやっていることは、逆にかなりシビアですね。きれいに車が見えてからの次のステップが、まず優先ですね。ですから、設計の部分、この間隔のこととか、奥行きとか、全て私の方で計算をして...
武石 まあ、コラボレーション
伊東 そう、それが必要ですね。
武石 こういう、形と光が絡んでくるときにはかなり綿密にやらなきゃ。もちろんインテリアもそうですけど。
伊東  これなんかも1500本の蛍光灯が入っていますけどね、これを全部つけ消しして、調光したりとか、つけて、演出的にぐるぐるまわったりするんですけども。
武石 うーん。
伊東 そういう部分を綿密に計算して行かないとですね、やっぱりだめなんですね。ここに水槽があって、エンジンが入るんですが、こういう所のサイズとか...
武石 なるほど。
伊東  できるだけきれいなほうがいいじゃないですか。私の場合、器具が見えるのが非常に嫌で、できるだけ造形的にもきれいにしていきたいという風に考えてはいますね。
武石  ええ。
伊東 これもグラフィックをきれいに見せるというところへ動いてるんですけどね。非常にこういう条件の中では、シンプルかつ、そういうところの面を綺麗にするのは、非常に難しい。
武石 もちろん僕らは気にしてちゃんとやっている所ではあるんですけども、例えばこういう形の時にボーダーが続いてって、光を当てないといけないんだけども、どうしても切れてしまう。で、その時は光の制御っていうのは、やはり舞台照明の自由度っていうか、はありますよね。
伊東 はい。
武石 あの、相当なところまで光を切ったりとか....
伊東 そうですね。
武石 絞ったりできるんで。ですから、見に行くとね、すごく無意識に見てると、それが綺麗に見えてるのが当たり前のように見えちゃうんですよね。
伊東 そうですね、こういうのも、このポールの位置とかですね、かなり綿密に打ち合わせをして、このポールの高さとかですね、その辺だと車当てにもならないと思うんで、照明タワーを設計する時の位置関係には、相当な労力を費やした感じがしますね。ですのでこういう展示会の時は、打ち合わせの段階で、ほとんどもう照明設計も、要素というか、グレードが決まってしまいますね。
武石 さっきから、もともと冒頭にもあったように、すごく色温度高いですね。
伊東 車に関しては、乗り物に関しては、どうも太陽の意識が高くて、色温度を高くしてしまうんですね。そういうところはありますね。
次は武石さんの作品を...
武石 下手二つ、上から三つの写真を。
伊東 これですね...