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| 2002年1月30日 遠藤照明のイベントが開催。 MARIOTトークセッションと称し、2人の照明デザイナーによるフリートークが開催されました。その模様を少しでも垣間見ていただければと思います。 |
今までの照明は「明るくする」「商品を見やすくする」といった事を追求してきたと思います。しかし、物が溢れている昨今、ただ単純に商品を陳列するだけでは飽きたらず、消費者はもっと他の価値を求めつつあると思います。少し高くても品質が価格相応であれば購入したい、他人と違うものを持っている事への満足感がそうであると考えます。同じく、空間を構成する要素である「光・照明」も「ただ明るくする」「商品を光で照射する」だけではなく、「より購買意欲を掻き立てる要素」「人が気持ちよく空間を共有する要素」という意味がさらに重要視される事は間違いないと考えます。 今回は商業施設を得意とされる武石氏、光による感情表現を得意とされる伊東氏にセッションいただき、これからの「光」のあり方を考えてみたいと思っております。 |
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●武石 正宣 氏 有限会社ICE都市環境照明研究所 代表 ウシオスペックス・海藤オフィスを経て独立 建築・商業施設空間を得意とされる照明デザイナー 主なプロジェクト 「川崎 岡本太郎美術館」「海ほたる外構照明」 「銀座過門香」「XEX 愛宕グリーンヒルズ」 「RETOHエスキス表参道」 |
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●伊東 保典 氏 有限会社アイズ・コンプレックス 代表 東京舞台照明を経て独立 舞台・展示会・公共施設・商業施設空間等の 照明デザイン・ディレクション、照明機器開発 主なプロジェクト 「アークヒルズ クリスマスイルミネーション」 「World PC EXPO 日本AMDブース」 照明機器開発「ITO650W」「アクティブ ビジョン」 |
| 照明計画は、単なる設備設計や工業デザインの領域から、空間デザインのあり方を大きく左右するクリエーティブな機能へと、変貌を遂げはじめた。 闇を恐れずにすむほどの光の量が確保できたときにはじめて、光の質という問題にたどり着く。そこにライティングデザインの価値が出てきているのだと思う。 1950年代 照明は電気の時代であった。60年代、70年代 器具や家具などの工業製品が主流の照明デザインであった。80年代にはいり、照明=光の時代になった。ここでようやくかたちではなく、光の時代になった。それに続く90年代は、ライティングデザインによって景色がつくり出される時代になった。 そしてこれからは光によって気配をデザインする時代になると思われる。その空間に一歩足を踏み入れると、なぜだか分からないけれど気持ちがいい。そういう気配を作り出すことが求められはじめている。 ライティングデザインは、決してビジュアルデザインではなく、その空間に実際に人が身を置いたときに何を感じ、何を思うか、その感覚をデザインすることがライティングデザインの役割なのである。それこそはまさに、ライティングデザインが気配のデザインといわれる所以だろう。 ライティングデザイナーを選定する際のもっとも大きなポイントは、その人が空間をよく理解した上で、ライティングデザインに取り組んでいるかどうかということです。たとえば、舞台照明家は、演出家の意図や役者の動き、シナリオ、舞台美術に使われる素材、それらすべてを理解した上での照明プランを組み立てていく。それと同じように、空間照明家は、その業態や建築家の意図、構造、素材など、その空間を成り立たせている要素すべてに通じていなければならない。
<上記文面は雑誌「商店建築」2001年6月号より抜粋させていただきました。>
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