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Mariotトークセッション

東海林 金田さん。
金田 はい。
東海林 金田さんは海外の仕事って多いんですか?
金田 ええ、基本的にはホテルの仕事が多くて、ホテルの物件っていうのは東南アジアが多いですね。

金田 これは横浜のパンパシフィック。
武石 このホテル エッチなんだよね。いや、行った時よ。空間がね。
金田 照明デザインはスケベじゃないんで。
これはバンケットホールで、実際はこうやって使われてないんですけれども、実際はバトンやなんかに照明器具がくっついて。
東海林 金田さん、ホテルの仕事というのはどういったタイミングから参加されるんですか?
金田 だいたい声がかかるのが、建築会社からじゃなくて施主側からなんですよ。
東海林 ホテルの経営者?
金田 ええ。プロデューサー的存在がいて、そこでデザイナーが選択されるという状況です。
富田 結構、そこが普通の建築の進め方と違うじゃない?
東海林 そうだよね。建築の仕事の場合は今までの流れで言うと、建築家が選ばれて、建築家が照明デザイナーを選んでるそういう流れですよね。
金田 立場的にはホテルで非常に楽なのは、インテリアデザイナーと同等レベルの権限を与えられるというのがあるよね。
東海林 金田さん、普通の建築家からたのまれる仕事っていうのは当然・・・
金田 最近、やり始めてます。
東海林 最近やりはじめてるんですか?
金田 正直言ってやりにくいっていうか。客の顔が見えない時っていうのが異常に困るっていうのと、どうやって運営したいのかというのが全然わからなくて建築物を建ててるというのが、非常に違和感があるっていうか。
内原 それは我々はちょっとわからない事もあるんですけれども、たぶん照明デザイナーが建築の設計からたのまれてホテルやってくれって言うところの器具のデザインをやったり、っていうすみわけは有りますよね。前に話ていたプロマネの話をみなさん、もっと聞きたいんじゃないですか。
金田 プロマネと言うのは、海外だと、別に外注で雇われてお金の権限、クレジットも売り出されて、それでデザイナー・ゼネコン・照明デザイナー・キッチンデザイナーなどいろんなデザイナーがいますけど、それを束ねて全部のサジェッションをしてくれるというのが、海外の流れだと思うんですけれど...
日本の場合は大体、ディベロップメントするところがプロデューサーの役割をしている。
あとは、日本ではホテルのリニューアル、もう第4次ホテルブームが過ぎてますので、第2次・第1次のホテルの改装が始まってますけど、そういったところは総支配人みたいなのがプロマネの役割をして予算を兼ねてますね。
内原 それは日本だけの特徴ですか?
金田 日本だけの特徴です。
内原 ああ、そうだよね。
金田 そういった意味では照明デザインとして、ポジショニングが非常にやりやすい。
東海林 ホテルという空間は、特に照明っていうのが、お客様とすごい直結するサービスのひとつであったり、いわゆるホテルを経営する側にとって、とっても大事な問題だから特にそうなってる...
金田 雰囲気を売るっていうのがホテルのビジネスの仕事のひとつとなるし、当然料理もあるし、宿泊もあるしということで、ひとつは非日常的な空間を提供していかなきゃいけないというのがあって、だいたい照明はいい位置にあるのですが...
その反面、エネルギー費という問題があって、その辺ファシリティーの話がでてきてあんまりやりすぎても電気代がかかりすぎるぞという...
石田 武石さんのレストランとかもそういう感じですか?
武石 僕は・・・あの・・・気持ちがやさしいからね。(笑)
例えば、レストランでもどういった人がメンテナンスするかが、なんとなく分かるから。
東海林 今日、作ってない?しゃべり方?
武石 作ってない、作ってない。(笑)
石田 ところで、どういうタイミングで仕事って入ってくるんですか?例えば、スケジュールとして設計行為の前から?
金田 ケースバイケースですけれども、日本の場合は基本設計があがったあとです。
内原 インテリア?
金田 ええ、インテリア。
内原 あの一番聞きたいのはね、我々だとたぶんここにいる金田さん以外はどこか仕事で競合するところがあるかもしれないんだけれども、金田さんはたぶん、その海外のインテリアデザイナーと一緒にくる海外のライティングデザイナーさん、みたいなのがコンペ相手だったりする訳じゃないですか...その辺はどんなに違いがありそうですか?
金田 基本的にはホテルを本当に非常によく知っている、海外の照明デザイナーは。
ホテルをやる照明デザイナーというのと、商業施設をやる照明デザイナー、住宅をやるの照明デザイナーといくつかポジショニングがあって、ホテルの照明デザイナーというのは非常にホテルの事業をよく知ってる・・・ホテルを世界中で営業している人もいて、そういった意味じゃあ・・・
東海林 これは本当におもしろい話題なんですが、とりあえず、先進めましょう。


東海林 これはどこですか?
金田 ホテルモリノ。これは完全に日本プロジェクト。
これは、去年ですね、メディア−ジュってお台場の・・・ソニーさんの。
これも実際は海外プロジェクトで、SDIというソニー自体がアメリカの企業なんですね、今。このアトリウム空間が31mあって、ここのところにムービングライトがあって床に水を演出しています。
東海林 これ向かって左側が夜の写真ですか?こっちが昼?
金田 夜の写真しかないです。
東海林 トップライトとか?
金田 これはその中のアトラクションですね。
東海林 こういうプレゼンテーションというのはどういう風にやられてるんですか?
金田 これはびっくりしたんですけど、ことば。
ソニーさんがね、じゃあプレゼンテーションしましょうという話があって、40人くらいでプレゼンテーションしたんですけれども、それは設計者から全員呼ばれて...
東海林 それはデザインチームとして呼ばれたんですか?
金田 ええ、それでビックリしたのが、日本でやって2/3が日本人なのに全員英語でプレゼンテーションしなければいけないという過酷な状況でしたけれども。
で、こういう遊び自体はアメリカの文化なんで、外人がプレゼンテーションしてそれに対して質問事項をいうっていう...
東海林 照明のプレゼンテーションはどういう風にやったんですか?
パースみたいなの書いたり、見せたりしてるんですか?
金田 ぜんぜんしてません。
東海林 ぜんぜん?
金田 そのインテリア空間に対して、一言、こうします。
東海林 あそう・・
金田 そんなに英語が達者じゃないので...
金田 これはメディアージュの中のミュージックプラザ。毎日、何人かが演奏している舞台です。
東海林 これ例えば、アメリカ人と日本人の明るさ感覚の違いとかっていうのはあったりするじゃないですか。
金田 当然ありますね。
東海林 そこら辺で、すれ違いのようなものは?
金田 たしかに、目の青い人と目の黒い人とでは全然違うなって思うんですけど。ただ、照明だけということに限ると非常に日本人の方が繊細だなというのがあります。
外人は暗いのが好きというのもあって、暗いって言ってもたくさんの種類の暗さがあるんですよね。それを読み取るのが・・・誰をキーマンにするかっていうのが、日本人か外人かで、全然プレゼンテーションが違います。