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Mariotトークセッション


東海林 内原さん
武石 これはでも、いい仕事してるよね。
東海林 これって、お坊さんがいてプレゼンテーションするの?
武石 これ僕ね、彼がプレゼンテーションから帰ってきた後に、ちょっと聞いたんだけど、禅宗のお寺で正座してね、畳の上でお坊さん相手にプレゼンテーションするっていうのを。
内原 プレゼンテーションした後に立てない。(笑)多少は練習していったんですけどね、ダメで。
それよりも一番傑作だったのは...プレゼン一生懸命やるじゃないですか、相手はクライアントだから。それで、「大変結構です」「なんだちょろいじゃん」と思ったら、「ところでこれは誰がお金を出すんですか?」(笑)って言われちゃった。
東海林 どういう状況で説明するの?
内原 だから正座して、プレゼンテーションはこちらでおはじめ下さいって座布団がひいてあって、お茶が出てくるわけ、
お薄が。それをいただいて待ってると、もうしびれ切れはじめて、それで話がはじまる。
東海林 内原さん、京都ご出身だから、そういうことって小さい頃から慣れてるわけじゃないの?
内原 いやいや、正座はやっぱり厳しい。
富田 京都のご出身で、なかなか京都って難しい土地柄じゃないですか。
で、その辺のなんていうのかなあ...
事務所を東京において、出身は京都だけれども、その辺の仕事のやりとりってどうなんですか?
内原 いや、この頃っていうのは94年なんですけど、まだ独立したてで何でも頑張りますっていうところがあるじゃないですか。だからお金の話は全然なくて、こうしたいああしたいってことをやってるうちは、向こうはすごく寄ってくるし、どっちかって京都の人って外来にはものすごく華奢なんですよ。割と“へ〜”となっちゃって、まあビジネスが難しいんじゃないですかね、皆さん。
東海林 結局誰がお金を出したんですか?
内原 これは全部公共にして、拝観としてお金をいただいてイベントに挿げ替えて、それで成立させました。
武石 こういう神社の仕事っていうのは、相手が何か変わるわけないじゃないですか。形を変えてくれたりする訳じゃないから、すごく逆に難しいと思うんだけれども、やって例えばお坊さんからクレームがついたりする訳?
内原 そりゃすごいですよ。
それはすごくパーソナリティがそれぞれ違って、どちらかというとあんまり協議もそういうところではなくって、お寺はやっぱり獲得しなくてはならない、拝観料をね。だからどちらかというと、中身よりも何人はけるかという話になったり・・・おもしろいですよ。生々しくって。
東海林 単にさあ、カッコイイよねだけじゃなくて、もっと経営的な面とかもプレゼンテーションに入ってくる訳でしょ?
内原 そりゃありますよ。それはもちろん一緒にやる共同プロジェクトとして、その辺は平行して。こちらで全部出来る訳じゃないですから。
東海林 裏の事とかちょっと聞きたいよね。
武石 でも、もう次に行こうよ。寺だけじゃないからね。
武石 ねえ、これは何?
内原 これはですねえ、大阪の阿倍野。阿倍野区ってミナミの方なんですけれども、大阪ってキタとミナミというのがあって、ミナミはすごく個性的なんだけどそこに近鉄の本店がある。その裏に開発をやって...FOOP。
武石 これってさあ、上ってガラスブロックなの?
内原 ガラスブロックじゃなくて、これはドイツの輸入品でφ150のガラスのパイプ。それにサンドフィルターかけて、一応上から吊ってるっていうか、途中支えてる。
武石 何が入ってるの?
内原 40Wの白熱球/クリア
武石 あそこって人、入れるの?
内原 入れます。あのダブルのところがキャットウォークになってる。
武石 あ〜、よく見たら1フロアー分づつだね。
内原 これ建築はコンペだったんですけど、商業施設として前をこれだけセットバックして、上にこういう風格のあるところを作ったというのが奇抜な挑戦だったんです。
武石 あとさあ、この写真を前に見たときに、あそこの軒下についてるのムービングライトじゃない。
あれってさあ、どうやったの?
内原 あれはですねえ・・・細かいなあ。(笑)そこに細い線があるでしょ?あそこゴンドラで回るの。だから、このライト専用。
東海林 細かいことは後にして、次行きましょ。
内原 これはあの〜この1月にOPENした京都の烏丸NTTさんの電話支局。
市の文化財で、その中にこういう商業施設がある。この建築はリチャード・ロジャース。
この行灯は、その商業施設のバックアップで地元の人が提案した...このメリハリがおもしろい...
東海林 何かまじめな事言ってるよ。ねえ。