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Mariotトークセッション


金田:こんばんは。ワークテクト 金田篤士と申します。ホテルやショップを中心に照明デザインをやっています。

東海林:こんばんは。私、LIGHTDESIGN 東海林弘靖です。
2人ともライティングデザイナーという同じ仕事をしていまして、顔は前から見たことあるなと思っていたのですが、最初のころは、数年...数年じゃないな。


金田:5〜6年前ですかね。

東海林:ええ、5〜6年前くらいまではほとんど顔を合わせても話したことはなかったですよね。

金田:そうですね。顔は知っていましたけど。

東海林:どうも何かうさん臭いやつだなと見てましたけど(笑)...

金田:ああ(笑)

東海林:金田さんは、やっぱり同じように見ていましたか!?

金田:東海林さんは非常に有名だったので...

東海林:またまた(笑)

金田:どちらかというと、非常にエクステリアの照明が多いのかなと僕自身は思っていましたね。

東海林:金田さんはインテリアというよりもホテルという空間が結構多いですよね。

金田:マーケットとしては完全に、ホテルだとかショップだとかが多いように見られていますね。

東海林:それで、なぜ我々が今日ここに2人、ビューティー・ペアみたいな感じで来ちゃったのかというと、いろいろと聞いたら、たまたま最近、同じプロジェクトに関わっているということがありまして、これは東京の豊洲という場所で、私たちが担当していますのは7街区という超高層住宅のエリアですね。
金田さんはこの建築の、いわゆる外観の照明デザインを。


金田:外観と、それからインテリアですね。東海林さんが、エクステリアというか、ランドスケープ全体ですね。

東海林:ランドスケープ・ライティングということで指名されまして、ビューティー・ペア結成ということですね。でもおもしろいのは、一つのプロジェクトなのですが、別に私が金田さんが全部やろうとしたところに押し入ったわけじゃないし、その逆でもないんですよね。

金田:それぞれ役目があって、お客さんの見方もあるんでしょうけど、発注のスキームの内容も全然違いますよね。

東海林:今日の私たちの話の骨子というかおもしろいところは、同じライティングデザインという仕事をしているんですけれども、微妙に守備範囲が違ったり、アプローチの仕方が違ったり、その辺を聞き分けていただけたらおもしろいかなと思っています。

金田:あと、今日、来ていらっしゃる皆さんが、照明に興味を持っていらっしゃる方とか建築家なので、ちょっと企業秘密みたいなことも後で見せたいなと思っています。

東海林:そうですね。アメリカなどでは比較的、ライティングデザイナーの職能文化というのでしょうか、同じライティングデザイナーなんだけど、専門がわかれてますよね。

金田:ステージとランドスケープとインテリアみたいな感じですかね。

東海林:僕もホームページとかで何をやるんだというときに、光にかかわることはすべて、超高層ビルから飲食店、バーまで全部やるよというふうに言っているんですけれども、実は、意外と得意なところ、あるいは非常に何度も何度も繰り返し仕事をしているものと、たまにしかしない分野というのが多分、お互いにあるんじゃないかと思います。

金田:そうかもしれないですね。

東海林:ライティングデザイナーも、そろそろ日本の中でも、そういう専門分化というか、具体的にこの人はこういうのが得意でというようなことに、ちょっとなりつつあるのかなという感じですね。

金田:でも、まだまだ照明デザインができる範囲、まだまだやれることというのはたくさんあると思いますよ。

東海林:そうですね。スライドに戻りたいと思いますが、これは豊洲のエリアです。
10月に入るとスライドの中央のあたりに「ららぽーと」という三井不動産のショッピングセンターがオープンします。非常に大型のショッピングセンターです。
それから、左側のほうの住宅棟ですが、これは再来年の春に竣工ですね。

金田:そうですね。

東海林:まだ1年半くらいありますけれども、そのタイミングで竣工して入居するというようなものです。
この豊洲というエリアは、オリンピック誘致ということでも注目されました。ずっと右側のほうですね。

金田:ここら辺ですよね。

東海林:その辺に選手村ができるんじゃないかないうような、東京都構想があるような、非常に話題のエリアです。
都心からも近く、銀座あたりからも車で5分か10分くらいです。

金田:たくさん建っていますね、最近。豊洲のマンションの部屋だけで1500室。

東海林:すごい巨大ですね。
では、ビューティー・ペア結成の話はこのくらいにして。

金田:僕のほうの映像にしてもらえますか。
この中にも豊洲の絵があるので、それを見ながらお話をさらに進めていきたいと思います。

これが今の豊洲の最上階で、お金が2億くらいする部屋のモデルルームのエントランスです。
それからこれが部屋の中。たまたまなのですが、ここでのテーマが、「ホテルライフ」というのをテーマにされています。


東海林:いわゆる分譲マンションの部屋なんだけど、高級なホテルの部屋みたいですよね。

金田:そうですね。東海林さんもご存知だと思いますが、スパがあったりバーがあったり。

東海林:同じプロジェクト、敷地の中にスパがあったりバーがあったりするという構成になっているんですね。

金田:そういうふうになっています。
この部屋はホテルと同じで、住宅に住まわれている人の家族が来られたときに泊まる部屋だそうです。
だから、ホテルと同じ使い方をするというのがコンセプトで、こういうムーディーなイメージになっています。
コンセプトとしてはある程度、子供の手が離れた夫婦。
ちょうど僕らの世代がたまには雰囲気を変えて使用するというコンセプトがあって、ジャグジーつきの今みたいな部屋があります。


東海林:こちら、インテリアは...

金田:ハッシュ・ベトナー・アソシエイツの担当です。
そういった意味で、最近非常に、ホテルみたいな空間がすごく一般化してきているというのが、照明デザインをしていて非常によくわかります。


東海林:このマンションはもちろん、全部2億円の部屋ばっかりじゃないわけでしょう。

金田:3500万くらいからあるらしいです。

東海林:3500万くらいから....でも、全部売れちゃったって聞いてるよね。

金田:ええ。出すたびに売れてるらしいです。
知り合いから7人くらい頼まれて頼んでみたのですが、「入りません」と言われました。そのくらい売れてるらしいですね。
ただ、全然照明の話とは違うんですけど、これから金利が高くなると変わってくるんじゃないかと思いますね。

僕らの世代というのは、海外に留学している方だとか海外赴任をされてきた方が多いからか、こんなに暗い部屋でも全然遜色なく認めてくれるという人が非常に多いですね。
まあ、単純に暗いだけで、こういうムーディーな空間をつくっているわけじゃないんですけど。


東海林:単純に明るい暗いという話でいうと、どちらかというと暗くて落ち着いて、ムーディーな空間が好まれると。

金田:そうですね。まあ、豊洲の話はこのくらいにして...

東海林:はい。ぜひ、最近の作品も見せてください。