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特派員報告
ECHIGO-TSUMARI ART TRIENNIAL
大地の芸術祭
越後妻有アートトリエンナーレ 2003
「大地の芸術祭」は3年に1度、越後妻有6市町村の里山で展開される自然とアートと人間の「三年大祭」です。

前回は3年前の2000年に開催、あのジェームスタレルの「光の館」も公開されていました。
今回は2003年7月20日〜9月7日の約50日間開催され、23ヶ国157組ものアーティストが参加。会場は市町村全体に渡り、作品の数が大変多く見所満載でした。MARIOTくんは2日間訪問。
時間が全く足りず残念ながらほんの一部しか見れませんでした。が、そんな中で幾つかの作品をご紹介したいと思います。

原広司+アトリエ・ファイ建築研究所 「越後妻有交流館・キナーレ」
京都の駅ビルなどで有名な原広司氏設計による交流施設です。
十日町の駅より歩いてすぐのところにあるこの施設は、中央部分に大きな池があり、その回りをぐるっと回廊がめぐっています。
「交流会館」にふさわしく、観光客の他に地元のお年寄りや子供がたくさん遊びに来ていました。
温泉施設も入っており、そこは全面ガラス貼りで、自然光がふんだんに入り、とても気持ちのよい空間でした。
照明は主に蛍光灯(白色)が使われていました。
今回は昼間のみの訪問だったのですが、夜はどういう印象になるのでしょうね?

この中央部の池はちょうどMARIOTくんのひざ位の水位がありました。
そこでは、靴を脱いで真中の石の島を目指し歩いている人、服を水浸しにしながら水遊びをしている子供、足だけ水に浸し涼んでいる若者、様々な場面を見ることができました。冬になるとこの池は凍ってしまうのでしょうか??

渡辺真理+法政大学渡辺研究室 「Fiber Stalks」
十日町駅前の商店街をちょっと横道に入ると、何やら巨大な歯ブラシの先ような物体が空き地いっぱいに並んでいました。なんだ??..と思いましたが、それは光ファイバーを使用している作品で、改めて日が暮れてから訪れてみると、その変貌と美しさに大変驚きました。
夜の空き地には一面に光る草原が広がっていたのです。その日はちょうど月も綺麗に出ていて、月光によって光っている草原のようでした。
この作品に使われていた光ファイバーは、直径3mmものでとても存在感がありました。

手をかざしてみると、
こんなに明るかったです。
腰の高さ位あるこの光ファイバーは、根元はぼんやりと光り、先端からは眩しい位のはっきりとした光が出ていました。
本当に幻想的で美しい世界が広がっていました。

クロード・レヴェック 「タンブール」
正方形の中心をゆっくりと回転している直径2.5mの大きな鏡。
その鏡には支柱から水銀灯の強烈な光や、正方形をかたどっている白いネオン管、周りの景色などが映し出され、不思議な空間ができあがっていました。


小泉雅生+東京都立大学小泉研究室 「あかるいアキチ」
これも、商店街の空地を利用した作品で、無数のペットボトルが規則正しく並んでいました。
そのペットボトルの中には、クリスマスの時にイルミネーションなどでよく見る豆電球が入っていました。
この作品は「見ている人も参加して作品をつくり上げる」というのが特徴で、ペットボトルのランプはある「決まり」
によって点灯していました。その「決まり」というのは、展示されている幾つかの電話番号に電話すると、その番号とリンクしているペットボトルの列が点灯するというものでした。
このような参加型の展示もとても面白かったです。