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特派員報告
MARIOTメンバーの皆様にはイベントのお知らせとして、通知させていただきました
あかりメッセージ シンポジウム
行きたいけれど、東京まではちょっと...という返信もいただいておりましたので、簡単ですがご報告させていただきます。
会場スナップ
 ---概要---
●テーマ 「ライティングデザイナーの今後」
●パネラー
武石 正宣 (有)ICE所長
竹内 義雄 (株)環境計画研究所 所長
面出 薫 (株)ライティングプランナーズアソシエーツ 代表
●日時 2000年10月2日
●主催 (社)日本インダストリアルデザイナー協会/JIDA
東日本ブロック ライティング研究会

 定員100名の会場にちょうど100名というレベルで、照明に興味を持つインテリアデザイナー、照明器具メーカーのハウスインデザイナー、照明設計事務所、学生などの面々が集まり、「照明学会誌」という会報誌に執筆された竹内 義雄氏の「21世紀に向けた照明技術の展望−照明デザイン分野−」引用からシンポジウムはスタートしました。
■竹内義雄氏「照明デザイン分野」抜粋

1945年、建築設備のひとつとして行われていた照明設計が、空間演出のパートナーとして、建築家から初期の段階でコラボレーション(共同作業)を期待されるようになり、1990年代前半には、光と建築が一体となった建築作品が見られ、全体の地位が少しづつUPしてきたように思われる。
今後21世紀へ向け、身体にしっくりと着心地のいい衣服のような、心地よい光の中で日常の暮らしができる時代の到来を願望したい。

ただ、そのために欠けている事があり、
 1.デザイン用語の統一
 2.照明教育ツールの整備
を実施、照明知識の一般への普及による地位の向上も必要であろう。

たしかに、照明デザイン用語は統一されてないと思います。
同じ照明ザイナー同士でも、育ってきた環境が違うと、言葉が通じなくなるような状況があるという話もとびだしました。
今後、さらに外部の建築家などと関わっていくにあたって、「言葉」を統一する、ひいては照明教育を統一するのは必要だとの意見がかわされました。

これまでは今後の育成的なお話でしたが...
では、プロとして働いている照明デザイナーの今後はどうなのか?

この問いに関しては、まずは先の用語・教育の統一がない
状況、お互いの情報交流の少ない状況から…
照明デザイナーが集まる何かを立ち上げてはどうかという
意見がでてきました。

実際、そういった動きはあり、LDNという企画の仮チラシが当日、会場でも配布されていました。

LDN
Lighting
Design and Art
Network
ライティングデザイナー、ライティングアーチストの方々のネットワーク
●成立目的:  ライティングデザイン・ライトアートの技術と表現の発展を期し、これらに携わるクリエータの情報交流を行う事を目的とする。
●参加対象:  ライティングデザイナー(インハウス、フリー問わず)、ライティングアーチストなどの、あかりに関係しているクリエータ、及びそれらを目指す学生の方を対象とします。


ですが、ここでも早速、
「ライティングデザイン」と「ライトアート」の区別への議論がありました。
ん〜難しい...

その他、会場にも照明メーカーに所属するインハウスデザイナーが数多く出席しており、
 インハウスデザイナーは今後どうなるのか? という質問もあったりしました。

アメリカは照明コンサルタントが発達しており、逆にヨーロッパはインハウスによるコンサルタント業務が発達しているそうです。
その中で日本はまだまだ、どっちつかずの状況であり...どちらでもない違う方向に進めるのでは?という意見もでていました。

また、インテリアはじめ生活デザインを考える企業と一般ユーザーが交流するイベントとして開催されている「東京デザイナーズウィーク」のような形で、光のおもしろさをPRするような、
例えば、街の通りをライティングでデザインウィークしちゃうような!
もっともっと一般の人たちが認識できるイベントを開催、照明および照明デザイナーの認識向上を図るべきだ
との意見も続きました。
会場スナップ

実は・・・
先日AXISギャラリーで開催された「あかりメッセージ」
箱の中にさまざまなあかりのアートワークを展開照明デザイナーはじめ約60名が参加
面出団長率いる「照明探偵団」
あらゆる角度から街の光を観察・調査するフィールドワークを主体にした、非営利の照明文化研究会
などなど、普段あかりに携わっている私達には、あかりに関するイベントを開催、啓蒙活動を行ないつつあると感じていたのですが・・・

この方の質問にもあるように、まだまだ一般の方々への普及には至ってない事を、改めて感じました。

時間の関係もあり、今回はこれで終了でしたが、LDNのような照明デザイナー交流の場の設立、「照明デザイナーの今後」を話し合う場をさらに設けるといった…ようやくはじめの第1歩を踏み出せたといった感をうけたシンポジウムでした。

会場スナップ
最後はPARTYにて懇親。
次回に繋がるシンポジウムとして期待していきたいと思います。