HOME特派員報告>MARIOT特派員報告 in 長崎 P.1/2
特派員報告
光の館 - House of Light-
かなり前の話になってしまいましたが、2005年3月に MARIOT EVENT を福岡で開催させて頂いており、その足で福岡から長崎に移動。念願の「国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館」を拝見してきました。
8月6日は広島、8月9日は長崎の原爆の日です。
「光」は「意味」を持てる存在だと、つくづく思います。
二度とこのような事が起こらないように、今一度考えたいと思います。
「国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館」
http://www.peace-nagasaki.go.jp/ftop.html

原爆死没者追悼平和祈念館は、原子爆弾被爆者に対する援護に関する法律第41条の規定に基づいて、原子爆弾による死没者の尊い犠牲を銘記し、恒久の平和を祈念するための施設として、被爆地である長崎・広島に設置されているものです。
この長崎の「国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館」は、原子爆弾により亡くなられたすべての方々への追悼と永遠の平和を祈念する施設として、2003年に建設されました。

建築は国土交通省九州地方整備局営繕部/栗生明+栗生総合計画事務所にて、照明計画はライティングプランナーズ アソシエーツにて行われています。

建築物としては、原子爆弾被爆者に対して追悼の意を表し、永遠の平和を祈念するため、静寂や厳粛性を感じられるような空間構成をされたそうです。
建物のほぼすべては地下に埋設されており、施設の地上部には、多くの死没者が求めた「水」をたたえる水盤があります。
この水盤は、周りを静かに歩くことで、ある種の緊張を感じながら入館することを意図されているようです。

私も、水をたたえた水盤をまわり、とても静かな気持ちで地下へと階段を降りていきました。
地上水面から、階段手すり下に仕込まれている光の帯に導かれて地下へと進み、コンクリート壁の光の回廊でも光を感じつつ、追悼空間へと進んでいきました。

階段への明かりは、手すりの下に仕込まれており、光の帯に導かれながら進むイメージでした。 階段を降りていく途中に回廊が見え、こちらも、さらに気持ちが静められていくような「光」がすっと伸びていました。

長崎で被害に遭われた原爆死没者は、約70,000人(1945年12月まで推定数)いらっしゃるそうです。
そのお一人お一人の、お顔写真・お名前が表示される部屋(追悼空間前室)が、追悼空間の脇にあります。
追悼空間に入場する前に心を落ち着けていただくための場所だそうです。
そこにも、静かに水がたたえられ、上から一筋の光が淡く...静かに...落ちていました。

この施設で驚いたことは、「どうぞ、写真をお撮りください」と言われた事でした。
日本の美術館・博物館は、写真撮影が禁止されているところが殆どですよね。この長崎の施設意図を考えると、そう言われても写真を撮る事はどうか・・・と私自身で思いましたが、この気持ち・記憶を薄れさせないためにも、撮影させて頂きました。

改めまして、ここで、今施設の運営方針に深く感謝申し上げます。

この壁は、手前の立ち上がり側にアッパー照明が配置されている形での、間接照射でした。