MARIOT EYES Vol.5



最近,「20世紀」という豪華本がブームになっていました。
2001年まであと2年半。
2つの世紀にちょうどまたがって生きることができるのも,単純ではありますが,少し得をした気分ではあります。



20世紀のはじまりは1901年
日本の年号になおすと、なんと明治34年
その間、大正・昭和があり、今は平成10年 
 ●太平洋戦争
 ●高度経済成長
 ●バブル経済崩壊
この100年の間,世界情勢は大きく変化しライフスタイルもそれにあわせて大きく変化してきました。
ではそんな中,内装業界(特に商業施設分野)はどのように変化してきたのでしょうか。
「20世紀」豪華本を眺めているうちに,大変大それたことではありますが,照明という分野の「20世紀」そして「21世紀」を眺めてみたくなりました。



MARIOTは照明の大家でも何でもありません。


いろいろな資料をめくり,皆様からご意見をいただき、まとめてみました。相違を感じられる点もあるかとは存じますが,ご了承願います。




 年表をつくってみて 

ファッション等にブームがあるように、それにあわせてではありますが,内装材にもブームがあり,それらを引き立たせる役割である照明にも、どうやらブームはあった様です。


インテリアデザインの領域が明確化してきたといわれる1965年以降。

1970年代・・・・・・・光による造形照明
1980年代前半・・・・・間接照明
1980年代後半・・・・・ハイパワーライティング
1990年代前半・・・・・トップライト・間接照明
1990年代後半・・・・・光壁・光天井


かなり乱暴かもしれませんが、こんなブームがみえてきました。
 これは光の存在感の有無も繰り返しているように思われます。

光による造形照明

存在感あり
間接照明

存在感なし
ハイパワーライティング

存在感あり
トップライト・間接照明

存在感なし
光壁・光天井

存在感あり

また年々、光の面積が増してきているような気もします。

つまり,1980年代後半のハイパワーライティングの頃のピンスポットを「点」の光とすると、

1990年代前半の間接照明は「線」の光
1990年代後半の光壁・光天井は「面」の光


そして、この30年あまりの間、器具やランプはどんどんコンパクト・高パワーになり、平均照度はまるで経済の成長率にあわせるかのように上昇してきました。

また、オイルショック/バブル経済崩壊の影響もあり、エコロジー意識も大いに上昇しました。


・省エネルギー
・コスト削減(イニシャルコストではなく,ランニングコストに目をむける。)
・省電力,高パワー器具の開発
・効率の良い照明計画



コンピュータが発達し,知的労働が増し,ストレス社会と言われる現代、
1996年以降の時代キーワードは
リラックス」「ヒーリング(癒し)」だそうです。

戦後の混沌とした中、まずは「照度」という明るさの量が重要でした。
そして、近年は「視覚効果」にウエイトをおいた質の向上が求められました。

床面照度ではない、鉛直面照度の重要さ  輝度感
今、そこからもう一歩踏み込んで「心理効果」をよりいっそう考慮した質の向上が求められているように思われます。


年代別に社会動向と照明手法をまとめてみました。





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